過去5年間に発売されたブロックチェーンゲームの4分の3以上が活動停止状態にあることが コインゲッコーの最近の調査 で明らかになった。

2018年から2023年にかけて発売された2817のゲームが調査対象となり、そのうち690のゲームのみがある程度アクティブなプレイヤーベースを維持している。コインゲッコーは、14日間の移動平均アクティブユーザー数がピーク時から99%以上減少したWeb3ゲームを「失敗」と定義している。過去5年間でWeb3ゲームの75%以上が失敗に終わったという。

過去5年間でWeb3ゲームの75%が「失敗した」 コインゲッコーがレポート image 0 過去5年間でWeb3ゲームの75%以上が失敗した. Source: CoinGecko

2021年には1年間で最も多い738のブロックチェーンゲームがリリースされたが、大規模な仮想通貨の崩壊が起こった翌年には、1年間で742のゲームが失敗に終わった。これにより、2018年以降の任意の年におけるWeb3ゲームの平均失敗率は約80%となっているとコインゲッコは指摘する。失敗率が低かった年は強気相場の後半に、失敗率が高かった年は弱気相場の始まりに重なる傾向があるとのことだ。

クリプトキティーズは2017年末に注目を集めた最初のWeb3ゲームの1つだが、その採用は下火となっていった。ディセントラランド、ザ・サンドボックス、アクシー・インフィニティなど、初期にリリースされて現在でも広くプレイされているWeb3ゲームもある。

最近のデータによると、エイリアン・ワールズ、スプリンターランズ、プラネットIXが2023年1月1日から4月22日までの平均ユニークアクティブウォレット数が最も多いとコインゲッコーは 報告している 。

2022年に最も多くのゲームが失敗したが、2023年はこのトレンドが鈍化し、11月27日時点で507のプロジェクトが失敗に終わった。「失敗率の低下はWeb3ゲームの状況が安定していることを示しているかもしれない」とコインゲッコーは語った。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン