著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

13日のビットコイン(BTC)対円は続伸し、8連騰となった。この日のBTCは1057万円から小高く推移して始まると、東京時間の終盤に前日のブラックロックの現物ビットコインETFへの資金流入が過去最高の8.48億ドルとなり、全体では初めて10億ドルを超える純流入を記録したことが明らかとなり、相場は上値を追う展開に転じ、史上最高値を更新して1090万円にタッチした。一方、イーサリアムのデンクン・アップグレードを目前にETHが軟化し、実装直後に下げ足を速めたことで、BTCも連れ安で上げ幅を縮小。尤も、デンクン実装後にイーサリアムL2のブラストでブロック生成が停止するトラブルが発生すると、一部のL1に買いが入りBTCも反発し、終値は73,000ドル水準となる1077万円を回復した。

ビットコインETFに10億超ドルの純流入 相場は連日史上最高値を更新【仮想通貨相場】 image 0

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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