ビットコイン続伸、世論調査でもトランプ氏が再逆転【仮想通貨相場】
著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・土曜日に69,000ドルワンタッチ、今朝方69,000ドル台にしっかり乗せる
・ETFフローが2-3月のペースに近づき、市場オープンするとBTCが上昇するパターン
・予想市場だけでなく世論調査でもトランプ氏が再逆転、7月高値70,000ドルが目前に
・金曜に向け70,000ドルのオプションストライクの影響が強まる、本格上昇は来週以降か
週末のBTC相場
週末のBTC相場は続伸。
金曜日未明に66,000ドル(約985万円)台で切り返すと、土曜日未明に69,000ドル(約1030万円)にワンタッチ。週末は68,000ドル(約1015万円)台で底堅く推移、今朝方69,000ドル台にしっかり乗せている。
先週は月曜に66,000ドル、火曜に67,000ドルと連日上値を伸ばしてきたが、水曜に68,000ドルを付けると上昇が一服、木曜から金曜日にかけて67,000ドルを割り込んだ。
しかし、金曜日の朝方、Eマスク氏がペンシルバニアでの集会でD.O.G.E(Department of Government Efficiency:行革庁)に言及、ドージコインが急騰する中、BTCも68,000ドル台に値を戻した。
米株市場がオープンすると、ETFフローに加え、暗号資産関連株が堅調に推移、BTCは69,000ドルにワンタッチした。
その後、SECがBTC ETFのオプション取引を承認するなど底堅く推移したが、ヒズボラがネタニヤフ首相私邸をドローンで攻撃、同首相に被害は出なかったが地政学リスクも意識され、BTCは68,000ドル台での推移が続いた。
月曜日未明にはイスラエルのイラン攻撃計画が漏洩していると報じられたが、この週末も攻撃は見送られ、また予想市場に続き直近の世論調査でもトランプ氏が再逆転し始める中、BTCはじりじりと値を上げると、CME先物オープンに向け上昇。
オープン後は更に値を上げ、69,000ドル台半ばに値を伸ばしている。
本日のBTC相場
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