マイクロストラテジー、54億ドルでビットコインを追加購入
マイクロストラテジーは11月25日の提出書類で、ビットコイン(BTC)保有量を大幅に拡大したことを報告した。
同社は11月18日から24日にかけて、1BTCあたり平均97,862ドルの取得単価で約55,000BTCを54億ドルで購入した。この購入資金は、最近実施された株式および債券発行の収益から調達されたとされている。
この最新の購入により、マイクロストラテジーの総BTC保有量は386,700BTCに達した。取得総額は219億ドル、1BTCあたりの平均取得価格は56,761ドルとなった。
マイクロストラテジーがBTCの新たな高値である約100,000ドル付近で購入を継続していることは、ビットコインの価値がさらに上昇するとの期待を反映している。同社は、機関投資家による採用の拡大や、ドナルド・トランプ次期大統領の政権下でのプロ暗号資産政策への期待に基づいている。
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Source: Michael Saylor
資金調達の詳細
マイクロストラテジーは、2029年満期の0%転換型シニア債券の私募や、既存のATM(アット・ザ・マーケット)株式プログラムの資金を利用した。
11月21日に終了した債券募集では、29.7億ドルの純収益を得たほか、ATM株式プログラムを通じて5,597,849株を販売し、さらに24.6億ドルの純収益を得た。
これらの資金を合わせることで、マイクロストラテジーは引き続きBTCを積極的に取得する流動性を確保し、11月24日時点でATMプログラムの残りの資金調達能力は128億ドルに達していると報告している。
独自指標「Bitcoin Yield」の導入
マイクロストラテジーは、Form 8-Kにおいて、独自のパフォーマンス指標である「Bitcoin Yield」を詳述した。この指標は、BTC保有量と想定希薄化後の発行株式数の比率の変化率を測定するものだ。
11月24日時点でのBitcoin Yieldは59.3%で、第3四半期末の35.2%から増加している。
この指標は、ビットコイン取得を通じた株主価値の最大化と、同社の財務戦略におけるBTCの主要な役割を示している。
MicroStrategy Form 8-K table detailing its total BTC holdings since December 2023 up to Nov. 24. Source: MicroStrategy
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