日本の証券会社・資産運用会社であり、仮想通貨取引所コインチェックを保有するマネックスグループは、カナダの仮想通貨運用会社3iQデジタルホールディングスの過半数の株式を購入する計画を発表した。

12月28日の発表 で、マネックスは、北米で最初のビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物型上場投資信託(ETF)を上場させた3iQの経験が、買収の理由の一部であるとしている。カナダに拠点を置く3iQは、2021年にカナダでビットコインファンドを 立ち上げている 。

「長期戦略として資産運用事業を強化することを目指しており、3iQをグループに迎えることで、将来的に成長が期待される世界中の機関投資家や暗号資産交換所の資産管理需要を捉え、高い成長を達成することを目指している」とマネックスグループの清明祐子CEOは述べている。。

3iQの会長兼CEOであるフレデリック・パイ氏は「マネックスグループと力を合わせるこの素晴らしい機会について、私たちは本当に興奮している」といい、マネックスグループ傘下の仮想通貨取引所コインチェックとの協力を計画していると述べた。

「マネックスファミリーの一員となること、特に180万の顧客アカウントを持つ日本の大手仮想通貨取引所コインチェックとの協力を心待ちにしている。そのシナジーを想像して欲しい。3iQの特別な暗号資産製品を作り出す専門知識を活かし、特に機関投資家向けのコインチェックの製品提供を強化する準備ができている。これは単なるウィンウィンを超え、業界を変える画期的な協力になるだろう」