オンチェーン分析会社グラスノードのデータによると、ビットコイン(BTC)の「クジラ(大口投資家)」は現在の価格でBTCを「猛烈に買い集めている」ことが示されている。

クジラが買い占め

ビットコイン投資家は現在の強気相場に対して全く異なる印象を持っており、最新のオンチェーンデータはそのことを裏付けている。

人気コメンテーターであるビットコインマンガー氏がXで引用したグラスノードのデータでは、大口BTC保有者と小口BTC保有者のポジション変化でで明確な違いが見られた。

ビットコインマンガー氏は「自然界で観察されることは、市場で観察されることと非常によく似ている」とコメントした。

グラスノードによると、1,000 BTC以上を保有する「クジラ(大口投資家)」と、100 BTCから1,000 BTCを保有する「シャーク(中堅投資家)」は、どちらもBTCを買い集めようとしていることが示されている。

大口投資家のウォレットと取引所間のフローに基づくと、3月17日時点で30日前より約84,000 BTC多く保有していた。

ビットコイン、大口や中堅投資家による「猛烈な買い集め」が明らかに image 0 Bitcoin whale net position change. Source: Glassnode

中堅投資家は2月末から本格的にBTCへのエクスポージャーを増加させ始めた。3月17日時点で、30日間のポジション変化は244,000 BTCとなった。

ビットコイン、大口や中堅投資家による「猛烈な買い集め」が明らかに image 1 Bitcoin shark net position change. Source: Glassnode

一方、10 BTCから100 BTCを保有する「フィッシュ(小口投資家)」は、この2つのグループとは大きく異なり、今月は資産の分布が見られた。

ビットコイン、大口や中堅投資家による「猛烈な買い集め」が明らかに image 2 Bitcoin fish net position change. Source: Glassnode

ビットコインマンガー氏は、これらのことから「賢い投資家は買い、愚かな投資家は売っている」と結論付けている。

「今回は違う」

コインテレグラフが引き続き報じているように、ビットコインは現在、過去の最高値をサポートとして確立するのに苦戦している。

機関投資家からの資金流入は続いているものの、今月は価格探索期間が短期間しか存在していない。

しかし、ビットコインマンガー氏は、現在の価格サイクルを過去のサイクルと比較しても、全く動揺していない。

彼は、「過去のサイクルと比較すると、まだ楽しいことは始まってもいない」と主張した。

「過去のサイクルで後悔したのは、一般的に売るのが遅すぎたことだ。今回のサイクルで後悔するのは、早すぎたことだ。今回は違う。」

ビットコイン、大口や中堅投資家による「猛烈な買い集め」が明らかに image 3 Bitcoin price performance since cycle low. Source: Bitcoin Munger on X