イタリアの大手銀行Banca SellaがHypeを通じてビットコイン取引サービスを提供
イタリアの大手銀行Banca Sellaがビットコイン取引サービスを提供
イタリアの大手銀行 Banca Sella は、Hype プラットフォームを通じて顧客にビットコイン(Bitcoin/BTC)サービスを徐々に導入し、現在では顧客向けにビットコイン取引サービスを提供している事がわかった。
イタリアで最も古い金融機関の1つBanca Sellaは、2024年8月19日(月曜日)、仮想通貨市場への参入を発表。この新サービスは現在、Hypeがモバイルバンキングプラットフォームを通じ、顧客にビットコイン取引サービスを提供している。この新サービスでは、送金に外部の取引所は必要なく、Hype Plusの顧客向けに、現在ベータテスト中だ。そのため、現時点ではプレミアムHypeメンバーの選ばれたグループのみが利用でき、銀行の顧客はアプリ内で直接ビットコインを売買および送信できる。同銀行は、ビットコインウォレットを完全に無料で、簡単にセットアップできると述べており、機関投資家による仮想通貨の採用が拡大する中、市場での議論を活発化させている。なお、同社は今後数日中にすべてのユーザーに拡大する予定であり、1886年に設立された銀行のデジタル進化における重要なマイルストーンとなる。
これにより、Banca Sellaの顧客は外部プラットフォームを必要とせず、Hypeを通じてのみ取引を行ができる。銀行の情報によると、ユーザーは仮想通貨の支払いが受け入れられる場所であればどこでも購入できる。ただし、新しいサービス規制のため、一連の制限も導入されているとのことだ。制限の一例には、Hype Startアカウントユーザーは、年間2,700ドル(約39万円)までしか取引できない。一方、PlusアカウントとPremiumアカウントは、年間54,000ドル(約785万円)まで取引でき、これらはリスク管理のために設定された制限であり、最もアクティブなトレーダーに柔軟性を提供している。
高まる仮想通貨への関心と世界的トレンド
100年の歴史を持つイタリアの銀行によって開始されたビットコイン採用プロセスは、世界中で引き起こされた仮想通貨の機関採用のより広範なトレンドの一部であることは注目に値する。
JPモルガン・チェース、ブラックロックといった大手グローバル金融機関は、特にビットコインスポットETF(上場投資信託)の形で、仮想通貨に優しい慣行を導入しており、今回の決定は、イタリアだけでなく世界規模で、デジタル通貨へのより広範な移行を示している。さらに、ウェルズ・ファーゴ、PNC、BNYメロン、USバンク、ソシエテ・ジェネラル、BTGパクチュアル、BNPパリバなどの機関も、暗号通貨の保管および取引サービスを提供。ほかにも、スイスのBBVAやサンタンデール、ドイツのドイツ銀行、スペインのN26やレボリュートなどの機関もリストに加わっている。
ビットコインエコシステムにアプローチする銀行の数は近年急速に増加。こうしたタイプのサービスを銀行の金融商品に組み込むのは、金融機関が繰り返し述べているように、ビットコインのエコシステムに興味を持つ顧客の要望に応えるためで、金融機関による止められない受け入れが、銀行の取り組みの主な原動力となっている。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
FCCはスペースXへの地方ブロードバンド補助金を拒否、マスク氏の資産は過去最高に
プライバシー最優先のソーシャルプロトコルであるRarimoは、Vitalikらの参加により250万ドルのVisionラウンドでの資金調達を完了した
ARが20ドルを突破
先週、21万3,000人のアメリカ人が最初の失業保険申請を提出