ビットコインなぜ反発？停戦機運高まる、トランプ氏はリード拡大【仮想通貨相場】

ポイント

・57,000ドル台から59,000ドル台に反発

・人質6名死亡受け停戦求めるゼネスト・大規模デモ、英国は武器禁輸

・予想市場でトランプ氏がハリス氏に5ポイントリード

・本日はレイバーデイ明け、ISM製造業も注目

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は反発。

週末は59,000ドル（865万円）台でもみ合っていたが、日曜日の午後から昨日早朝にかけて57,000ドル（約835万円）近辺に下落、しかし今朝方59,000ドル台に反発し、ここ数日間でみると下に行って来いの展開となった。

BTCは金曜日のオプションカット後、60,000ドル手前で跳ね返されるとCME先物8月限取引最終期限の直前から57,000ドル台に急落、先物ポジションの調整が一服すると、59,000ドルに切り返した。

土曜日から日曜日午前中にかけて59,000ドル台での小動きに終始したが、バイデン大統領が停戦合意は近いとコメントした同じ頃に人質6名の遺体が発見され、またドイツの州議会選挙で極右政党が第1党となり、政権与党が惨敗したことが伝わると、BTCはリスクオフ気味に57,000ドル台に失速した。

CME先物オープンに向けて58,000ドル台後半に値を戻したが、先物市場が若干窓を開けて始まると、57,000ドル台前半に値を下げた。

しかし、このハマスによる人質殺害を受けて労組がゼネストを実施、イスラエル各地で数十万人規模の停戦を求めるデモが発生、批判の矛先がガザ地区への軍駐留に拘り実質的に停戦を拒んでいるネタニヤフ首相に向かった。

こうした停戦期待もあり市場は徐々にリスクオンに傾く中、BTCは57,000ドルは8月5日の安値49,000ドルから26日の戻り高値65,000ドルの半値戻しにあたることもあり58,000ドル台に値を戻した。

米市場が休場で、かつCME先物の窓埋めが完了、58,000ドル台でしばらくもみ合ったが、英国がイスラエルへの武器輸出を停止、また犠牲者の中に米国人が含まれていたことからバイデン大統領がネタニヤフ首相は停戦に向けた努力をしていないと非難するなど即時停戦を求める声が強まった。

また、予想市場でトランプ氏がハリス氏に対するリードを5ポイントに広げたことも好感され、BTCは小さなヘッドアンドショルダーを完成させ、59,000ドル後半に値を伸ばしている。

本日のBTC相場

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