DeFiの手数料収入が減少|7月から8月では20%以上マイナスに
分散型金融(DeFi)プロトコルはこのほど、手数料収入が減少傾向を見せており、8月の月間手数料は7月の数値に対して24.4% 減少した。
月間手数料の数値は、7月が約3億8100万ドルだったのに対し、8月は約2億8800万ドルとなっている。
これは、DeFiプロトコルの利回り低下や革新的なイノベーションを推進できていないことが理由として考えられている。
手数料のトップはLido
8月にもっとも多くの手数料を発生させたDeFiプロトコルは、Lido Financeで7618万ドルの手数料が発生している。Lidoに続くのは、Uniswap(4960万ドル)、Jito(3198万ドル)、PancakeSwap(2734万ドル)だ。
Lido Financeは、主に イーサリアム(ETH) のリキッドリステーキングを実現するプロトコルだ。預かり資産額(TVL)においても、他のDeFiプロトコルに比べもっとも大きな数値を誇っている。
最近は、リステーキング市場への参入も進めており、Lidoの共同創業者なども出資する「Symbiotic」はメインネット公開から16億ドル以上を集める。
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総収益も20%近く減少
また、DeFi総収益も減少を見せており、7月の7415万ドルから8月は5953万ドル(-19.7%) となった。 これは、2024年2月以来の最低水準となる。
プロトコル別の収益内訳は、以下の通りとなっている。
- Pump.fun:2636万ドル
- Lido Finance:762万ドル
- MakerDAO:703万ドル
- PancakeSwap:688万ドル
- Aave:488万ドル
8月におけるもっとも収益を生み出したDeFiプロトコルは、 ミームコイン 発射場「Pump.fun」となっている。
Pump.funは、数回クリック(名前や画像を挿入)するだけで誰でも簡単にミームコインを発行できるプラットフォームだ。
1月にソラナ(SOL)ブロックチェーン上にローンチされ、これまでに180万枚以上のミームコインの作成を支援し、累計収益は1 億ドルを超えている。
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