BTCは下値模索から反発 安心するのはまだ早い?【仮想通貨相場】
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや) ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
4日のビットコイン(BTC)円は838.3万円で寄り付くと、前日の米製造業購買担当者景気指数(PMI)下振れを受けた米国の景気後退懸念再燃がアジアの株式市場にも波及するなか、売り優勢で取引が始まり、東京時間に820万円周辺まで水準を下げた。その後、米時間序盤に発表された7月のJOLTs求人件数が予想を下回ると、相場は812.5万円まで下落するも、①スイス大手銀行ZKBがBTCとETHの取引を開始したことや、②米アトランタ連銀ボスティック総裁が利下げを急ぐべきと発言したこと、③また、予想市場でトランプ氏の支持率が上昇したことなどを受け、BTC円は反発し、相場は東京時間の下げ幅を解消、終値は832.9万円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
続きはこちら
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
Kraken、NFTマーケットプレイスを閉鎖し、他のプロジェクトに注力
クイックテイク 2024年11月27日以降、ユーザーはKrakenのNFTマーケットプレイスでアイテムのリスト、入札、または販売ができなくなり、資産の引き出しのみが可能になります。KrakenのNFTマーケットプレイスは2025年2月27日に完全に閉鎖されます。
トロン創設者ジャスティン・サン、トランプ支援のワールド・リバティ・ファイナンシャルの顧問に就任、3,000万ドルの投資に続く
仮想通貨の億万長者であるジャスティン・サンが、トランプと関係のあるワールド・リバティ・ファイナンシャル・プロジェクトに助言を行う予定です。TRONの創設者は月曜日にこのプロジェクトに3,000万ドルを投資しました。
デイリー: Binanceが報酬付き資産BFUSDを発表、MovementがMOVEトークンを導入など
クイックテイク バイナンスは11月27日にBFUSDをローンチする予定です。これは、保有するだけで報酬を生み出すマージン資産であり、またはそれを使って先物取引を行うことで受動的な報酬を得ることができます。ムーブメントの開発者は、Ethereum上でERC-20としてネイティブMOVEトークンを発行する計画を発表し、トークンの総供給量は100億枚です。タルスネットワークは、ポリチェーンキャピタルが主導する戦略的資金調達ラウンドで6百万ドルを調達し、評価額は1億5千万ドルに達しました。この記事は、The Blockのニュースレター「The Daily」からの抜粋です。
先見の明か、それとも「金融コメディ」か?市場参加者がビットコイン購入ラッシュ中のMicroStrategyの株式プレミアムを評価
時価総額約850億ドルのMicroStrategyは、現在約300億ドル相当の331,200ビットコインを保有しています。同社の株価は年初来で440%上昇しており、一部の金融専門家を困惑させる一方で、他の専門家はその企業戦略を称賛しています。