マイクロストラテジー(ナスダック:MSTR)は、2024年における3回目の債券発行を 発表した 。今回の発行で7億ドル調達し、2028年に満期を迎える転換社債を発行する予定だ。

マイクロストラテジーは、既存の債務の一部を返済するために資金を調達している。発表によれば、調達した資金は5億ドルの既存のシニア担保付き債券の返済と、ビットコインの追加購入に充てられ、残りの資金は一般的な企業目的に使用されるという。

リファイナンスは企業によく見られる手法であり、既存の債務を新しい債務で置き換えることで、より有利な条件を利用することが多い。今回の債券は無担保であり、2025年3月から利息が支払われると同社はのべた。発行は資格を有する機関投資家に限定されている。

2024年におけるマイクロストラテジーの債券発行はこれで3回目だ。同社は3月に約7億ドルの債券発行を行い、続いて6月には2032年満期の転換社債5億ドルを発行した。マイクロストラテジーによれば、これらの発行はビットコイン(BTC)を取得するための資金調達戦略の一環である。同社は世界で最も多くのビットコインを保有する上場企業の一つであり、2023年9月13日時点で244800BTCを保有している。

MSTR 12-months performance. Source: Google Finance

この大量のビットコイン保有は同社の財務に影響を与えている。マイクロストラテジーは2024年第2四半期に1億260万ドルの純損失を計上し、1株当たり5.74ドルの損失となった。前年同期の純利益2220万ドルと比較して大幅な減少だ。この損失は主にデジタル資産の減損損失1億8010万ドルによるもので、ビットコインの大規模な保有による価格変動が原因だ。

アナリストは同社のビットコインへの露出について懸念を示しているが、株価のパフォーマンスはリスクを上回っている。過去12か月で株価は約295%上昇し、2023年9月16日時点で134ドルに達した。2024年に入ってからもマイクロストラテジーの株価は96%上昇している。

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