ブラックロックの現物イーサリアムETFが初めて10億ドルを超える価値に

米国拠点の現物イーサリアム ETH -0.82% 上場投資信託（ETF）は、8月初旬以来の最高の週次流入を記録し、6週間連続のマイナス流出の流れを逆転させました。あるファンドは重要なマイルストーンを達成し、純資産価値が10億ドルを超えました。

SoSoValueのデータによると、米国拠点の現物イーサETFは金曜日に5,870万ドルの流入を記録し、6週間連続の週次純流出後、初めての週次純流入を達成し、約8,450万ドルに達しました。

金曜日の流入はFidelityのFETHファンドが主導し、4,250万ドルの流入を記録し、次いでBlackRockのETHAファンドが1,150万ドルの流入を記録しました。Fidelityは一日での流入が大きかったものの、BlackRockのファンドは金曜日の流入後、発売からわずか2ヶ月で純資産価値が10億ドルを超えるという重要なマイルストーンを達成しました。これはGrayscaleのEthereum Mini Trustに続く2番目のファンドです。

この金額は、米国市場で利用可能な3,700以上のETFのうち上位20%にBlackRockのファンドを位置づけるものです、とThe ETF Storeの社長Nate Geraciは述べています。

金曜日にはBitwiseのETHWが540万ドル、InvescoのQETHが430万ドル、GrayscaleのETHが230万ドル、VanEckのETHVが200万ドル、21SharesのCETHが140万ドルの流入を記録しました。FranklinのEZETは純流入も流出もなく、GrayscaleのETHEは1,070万ドルの流出を記録しました。

先週の5営業日のうち3日間でイーサファンドは純流入を記録し、7月末のファンド開始以来2回目の週次純流入を達成しました。唯一の他の週次純流入は、ファンド開始直後の8月9日の週で、その後6週間連続の純流出が続きました。現在、ファンドは総純資産価値74億ドルを保持しており、これは8月26日以来の最高値です。

連邦準備制度の最近の利下げに続き、イーサの価格はビットコインを上回るパフォーマンスを示し、先物トレーダーは時価総額で世界第2位の暗号通貨に対する楽観的な見方を示しています。トランザクション手数料も最近、ブロックチェーン活動の大幅な増加に伴い急騰していますとThe Blockは以前報じました。