ブロックチェーンデータ企業アーカム デリバティブ取引所立ち上げを計画=報道
ブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスが、来月にも仮想通貨デリバティブ取引所を立ち上げる計画を進めていると、 ブルームバーグが報じた 。
この取引所は個人投資家を対象にし、バイナンスなどの既存プラットフォームと競合する予定だという。アーカムはドミニカ共和国での運営を目指し、すでにライセンス取得手続きを進めているとのことだ。
仮想通貨デリバティブ市場は、主に個人投資家の需要により急成長している。CCDataのレポートによれば、9月の仮想通貨デリバティブ取引量は3兆ドルを超え、前年の約1.5兆ドルから大幅に増加した。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)などの既存取引所での仮想通貨デリバティブ商品の増加が、この普及を後押ししている。
9月29日には、CMEがビットコイン・フライデー・フューチャーズ(BFF)を発表した。CMEによると、このBFFは仮想通貨先物商品の中で初日の取引量が過去最高を記録し、2週間で3万1498件以上の契約が取引された。BFFはビットコイン(BTC)の50分の1のサイズで、1BTCの100分の1で取引されるコインベースの「ナノ」ビットコイン先物と同様のものだ。
10月8日には、クリプトドットコムの北米デリバティブ取引所Nadexが、ペペ(PEPE)やフロキ・イヌ(FLOKI)といったミームコインに関連するデリバティブ契約を上場した。10月7日の商品先物取引委員会(CFTC)の提出書類によると、ドージロン・マーズ(ELON)やBONKに関連するデリバティブ商品も上場された。
ブルームバーグインテリジェンスのアナリストであるジェームズ・セイファート氏によれば、ビットコイン上場投資信託(ETF)のオプションは2025年第1四半期までに米国での開始が 見込まれている 。
アーカムは、ブロックチェーン取引を追跡し、様々な仮想通貨ウォレットアドレスに関連するエンティティを特定する人気ツールを提供していることで知られている。OpenAIの創業者であるサム・アルトマン氏を含む投資家から1200万ドルを調達した。アーカムのトークンARKMは、ブルームバーグの報道を受けて16%以上の上昇を 記録した 。
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