マイクロストラテジー、ビットコイン投資の利益が100億ドル超を超える
マイクロストラテジーはビットコイン投資で100億ドルの利益
マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が率いる マイクロストラテジー (MicroStrategy)社のビットコイン(Bitcoin/BTC)保有高は100億ドル(約1.5兆円)を超えた事がわかった。
マイクロストラテジーによるビットコインの戦略的投資戦略は、強気の市場環境の中、大幅な成長を遂げており、ビットコインが仮想通貨の最高値である79,350ドルを突破したことで、利益が100億ドルを突破。同社の創業者であり、ビットコイン推進者の同氏は最近、トランプ氏の選挙勝利を祝ったが、その直後、同社の株価は水曜日の朝だけで10%近く上昇した。同氏が率いる同社は、2020年の初購入以来、25万2,220BTCを蓄積。平均取得コストは1BTCあたり3万9,200ドル(約600万円)で、総投資コストは約100億ドルに上る。
ビットコイン価格が2024年11月8日(金曜日)に価格が77,000ドルまで急騰。2024年11月11日15時の執筆時点では、現在79,355ドルで取引されており、前日同時刻比+2.78%、1週間で+18.44%、時価総額は145兆円を超えている。
マイケル・セイラー氏はビットコインが国庫資産になると予想
多くのアナリストは、今回上昇はトランプ氏の選挙勝利によるものだとしており、セイラー氏は、自身の投稿の1つでトランプ氏を「ビットコイン大統領」と呼び、勝利を祝福している。
マイクロストラテジーは今後、ビットコイン保有をさらに拡大する予定であり、同社は、最近の選挙や利益急増の前から、すでにビットコインの追加購入を計画していた。2024年10月30日に同社は、今後3年間でビットコイン買収のために420億ドル(約6.4兆円)の新たな資金を確保する計画を発表。同社は、2025年から2027年の間に株式発行で210億ドル(約3.2兆円)、債券発行でさらに210億ドルを調達することを目指しており、この資金調達計画を「21/21計画」と呼ばれており、同氏はこの計画について次のようにコメントしている。
基本的に、転換社債市場を利用してレバレッジをかけている。時間をかけて債券市場を模索し、優先株の発行も検討する。これは本質的にスワップである。
マイクロストラテジーは6月初め、転換社債発行を40%増額して7億ドルにし、年間利回り2.25%となるように価格設定し、準備金にビットコインをさらに追加することを目指していることも明らかにした。
Nations will adopt #Bitcoin as a Treasury Reserve Asset. pic.twitter.com/bWOgCTpvJN
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) November 8, 2024
各国はビットコインを財務準備資産として採用する。
また、11月8日(金曜日)付けのXへの投稿で同氏は、多くの国がビットコインを国庫準備資産として使い始めるだろうと予測している。ただし、米国やカナダなど一部の国は依然として仮想通貨に対して保守的な姿勢を取っており、同氏の予測するビットコイン保有は遅くなるかもしれない。アナリストの中には、ビットコインの準備金評価を議論するために長い一連の法廷闘争が今後起こると予測する者もいる。
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