FIFA、ブロックチェーンゲーム「Mythical Games」と提携

ブロックチェーンゲーム開発企業のMythical Gamesは25日、FIFAと提携して無料サッカーゲーム「FIFA Rivals」を開発し、2025年夏にiOSとAndroidでリリース予定と 発表した 。

FIFA Rivalsはリアルタイムのアーケードゲームで、プレイヤーは自分のサッカークラブを管理し、世界中のプレイヤーと対戦できる。

FIFA RivalsはNFT Rivalsの成功を再現

Mythical Gamesのジョン・リンデンCEOは、ファン層が小さいにもかかわらず600万人以上のプレイヤーを獲得したNFL Rivalsの成功を挙げ、FIFA Rivalsの潜在的なユーザー数について楽観的な見方を示した。

2022 FIFAワールドカップに推定50億人の視聴者が集まったFIFAの世界的な魅力により、FIFA Rivalsは1億人以上のゲーマーにリーチする可能性があると同氏は述べている。

FIFA Rivalsは、PolkadotネットワークがサポートするMythos ブロックチェーン 上で動作する。

これは、スポーツ組織がブロックチェーンゲームプラットフォームと協力して、ファン向けのインタラクティブな体験を生み出しているトレンドを象徴している。

ブロックチェーンベースのゲームは、プレイ・トゥ・アーン（Play-to-Earn/P2E）エコノミー内でゲーム内資産を所有・収益化できるなど、独自の機能を提供する。

FIFA RivalsはPolkadotネットワークに移行し、月間約300万件の商取引を促進するソーシャル NFT ベースのゲーム「Blankos Block Party」など、Mythicalの以前のプロジェクトの成功に基づいている。

Mythos Foundationがゲーム開発をサポート

FIFA Rivalsの開発は、ゲーマーと開発者をエコシステムに迎え入れるために、Mythical Gamesが2022年に立ち上げたMythos Foundationによってサポートされている。

Mythos Foundationは、クロスチェーンインフラストラクチャの構築、NFTベースのゲーム内エコノミーの統合、ゲームギルドのサポート、Web3.0スペース内でのeスポーツ参加の拡大に焦点を当てている。

また、従来のゲームプラットフォームと協力して、進化するゲーマーのニーズに対応するポリシーを作成している。

スポーツクラブとブロックチェーン技術の融合が加速

ブロックチェーン企業との提携を模索するスポーツクラブが急増している。

フランスのサッカークラブ、パリ・サンジェルマン（PSG）は、ブロックチェーンプラットフォームのMatchainと提携し、Web3.0のイノベーションを通じてファンのエンゲージメントに革命を起こし、データセキュリティを強化した。

メジャーリーグサッカーのインテル・マイアミは8月、ブロックチェーンアプリケーションを通じてファンのエンゲージメントを強化するためにPolkadotとの提携を発表した。

ファーストチームのトレーニングキットのすべてのトレーニングトップに、Polkadotのロゴが表示される。

ヨーロッパサッカーの統括団体であるUEFAは3月、2024〜2027年の男子チャンピオンズリーグ（UCL）クラブのスポンサーを 暗号資産（仮想通貨）取引所 から獲得しようとしていると報じられた。

Crypto.com は2021年、ロサンゼルス・レイカーズの試合が行われる旧ステープルズセンターの命名権に7億ドルを費やした。この会場は現在、「クリプトドットコム・アリーナ」と呼ばれている。