バイナンスの元CEOであるチャンポン・ジャオ氏(通称CZ)が、仮想通貨コミュニティに対し、ミームコインではなく、本物のブロックチェーンアプリケーションの構築に焦点を移すよう促した。

11月26日、CZはミームコインエコシステムに対する不満を示した。 Xの投稿 で、ジャオ氏はミームコインが黎明期には面白かったが、「少し」奇妙になってきたと語った。

ジャオ氏は2023年11月にバイナンスのCEOを辞任した。これは米司法省との 和解の一環 で、司法省は同氏に5000万ドルの罰金を課し、バイナンスの運営への「現在または将来の関与」を禁止することを求めた。それ以来、彼はWeb3における草の根開発と教育支援に注力している。

「本物のブロックチェーンアプリケーション」

2021年以来、ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)などのミームコインは、イーロン・マスク氏や広範な仮想通貨コミュニティの支持によって人気を博している。

しかし、市場の関心がビットコイン(BTC)や他の価値を提供するプロジェクトに移行するにつれ、ハイプ(誇大宣伝)にのみ基づくプロジェクトに対してはその持続性に疑問符が付くかもしれない。

CZのフォロワーの多くは、誇大宣伝で現金化を狙うのではなく、ユースケースを持つ分散型アプリケーション(DApps)の構築に集中するよう求めるCZの言葉を支持した。だが、コミュニティの一部からは、明らかに実用性のないミームコインをバイナンスが上場させていたと非難する声も出ている。

バイナンスの仮想通貨デリバティブ取引所バイナンスフューチャーズは、人々の需要に応じてミームコインの取引ペアを上場し続けている。それでも、11月25日にプラットフォームで上場された2つの新しいミームコイン、ワイ(WHY)とチームス(CHEEMS)の市場価格は、上場から1日以内に 急落している 。

一方で、ミームコインの市場パフォーマンスは史上最高に達している。 コインマーケットキャップのデータ によると、ミームコインエコシステムの時価総額は約1100億ドルで、仮想通貨市場全体の3.44%を占めている。

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