チャットGPT使って作成されたミームコイン、時価総額が6億ドル超えに

チャットGPTを使用して、最初の予算69ドルで作成されたミームコインが、展開から1年後に評価額6億3800万ドルに達した。

5月28日、ターボ（Turbo）と呼ばれるミームコインの価格は0.009302ドルの新しい史上最高値に急騰した。コインゲッコーのデータによると、この急騰によってターボの時価総額は約6億3800万ドルに達した。

ターボは過去3か月で大幅な上昇を見せ、2700万ドルの評価額から6億ドルに急騰。過去90日間で時価総額が2,262%増となったことになる。

現在、トークンの価格は0.009158ドル前後で推移しており、史上最高値より6.9%低い。しかし、2023年9月の史上最低値である0.00006518ドルと比較すると、13,192.3%の上昇を見せている。

ターボの創設者であるデジタルアーティストのレッド・マンカインド氏は、このトークンの成功をその分散型の性質にあると述べている。プロジェクトの公式ウェブサイトで、マンカインド氏はトークンが「彼の管理に関与しなかったため、爆発的な人気を得た」と主張した。マンカインド氏は次のように書いている。

「他の人々がアイデアを出し、それを実行したことで、彼らは私自身ができるよりもはるかにうまく実行している。」

マンカインド氏は2023年4月にターボを 作成した 。このデジタルアーティストは、人工知能（AI）チャットボットに次の偉大なミームコインを作るための創造的な指示を与えたと説明している。

当初はプロジェクトを「ジョーク」として説明していたが、マンカインド氏はAIチャットボットに指示を出し続け、コインゲッコーでトップ300トークンになるという目標を達成するよう努めた。

コンセプトの作成からコードの開発に至るまで、マンカインド氏はミームコイン作成の過程をXに記録。デジタルアーティストは、プロジェクトの名前やマスコットを決定するためにXで投票も実施した。

コイングラスのデータによると、ミームコインは仮想通貨市場を席巻し続けている。5月28日、仮想通貨レバレッジ市場で最も未決済建玉の高いトークンのトップ10のうち4つがミームコインであった。リストには、ペペ（PEPE）、ドージコイン（DOGE）、ボンク（BONK）、およびドッグウィフハット（WIF）が含まれていた。