ドキュメンタリー映画監督のカレン・ホーバック氏は、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトの正体を明らかにするかもしれないと ほのめかしつつ 、新しいドキュメンタリー作品の予告を公開した。

分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット」では、このHBOのドキュメンタリーで米国のコンピュータ科学者レン・サッサマン氏がサトシ・ナカモトとして紹介される最有力候補となっている。

10月8日に放送予定のこのドキュメンタリー『マネー・エレクトリック:ビットコインの謎』は、映画製作者ホーバック氏による最新のドキュメンタリー作品だ。同氏は過去にQアノンと陰謀論に関するドキュメンタリーも手掛けている。

サトシ・ナカモトの正体は?

ホーバック氏もHBOも『マネー・エレクトリック』がサトシ・ナカモトの正体を明らかにするとは直接のべていない。しかし、両者はSNS投稿や予告編でサトシの正体をほのめかしている。

ホーバック氏のドキュメンタリーで誰がサトシだとされるのか?

分散型予測市場のポリマーケットでは、「HBOのドキュメンタリーでサトシとされるのは誰か?」を決めるトレーディングプールの総取引量は38万9738ドルに 達している 。

トップ5にはハル・フィニー氏、アダム・バック氏、クレイグ・ライト氏、ニック・サボ氏といった常連筋の名前が並ぶが、最有力候補にはこれまでの予想ではあまり取り上げられない名前が浮上している。

 Source: Polymarket.

ポリマーケットのベッティングプールによれば、米国のコンピュータ科学者の故レン・サッサマン氏がHBOのドキュメンタリーで本物のサトシとして明かされる可能性が最も高いとされている。

レン・サッサマン氏への賛辞がビットコインのブロックチェーンに彼の肖像と共に埋め込まれている Source: Wikimedia Commons.

レン・サッサマン

レン・サッサマン氏は2011年に31歳で亡くなった米国のコンピュータ科学者だが、ビットコインと具体的にどのような関係があったのかはよくわかっていない。

2023年のMediumの投稿でサッサマン氏がサトシ・ナカモトであるという説が 議論されており 、彼が「サイファーパンク運動に関与していたことで知られていた」という。また、「プライバシー強化技術への貢献...学術的背景とオープンソースの原則への擁護が十分に記録されており、ビットコインの理念と一致している」と付け加えている。

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